下條公認会計士事務所 » 2009 » 3月

09/03/10火

振替納税にかかる延滞税に注意

カテゴリー: 記事 — simojo @ 22:35:13

 納税者が期限内申告書を提出した場合において、その申告書の提出により納付すべき国税をその法定期限までに完納しないときは、延滞税が課されます。この延滞税の額は、法定納期限の翌日からその国税を完納する日までの期間の日数に応じて、その未納税額に一定の割合を乗じて計算されます。
 振替納税の場合には、口座振替期日が法定納期限後に到来することになりますが、国税通則法において納期限に納付されたものとみなして、延滞税を徴収しないこととしています。例えば平成20年分の所得税の法定納期限は平成21年3月16日(月)ですが、振替納税の場合の振替日は平成21年4月22日(水)であり、一月以上後での振替ですが、延滞税は徴収されません。このように振替納税は、所得税や消費税などの税金を銀行口座等から引き落とすことで納付でき、税務署や銀行などの窓口に足を運ぶ手間が省ける便利な方法です。
 しかし、振替納税の手続きをしていても預金残高が不足している場合には、振替納税はされませんので、延滞税が課されることになります。振替できなかった場合は、原則どおり期限内に納付した者との均衡を図るため、口座振替期日の翌日ではなく、法定納期限の翌日からとなることが、国税不服審判所の裁決(平成20年3月10日)で明らかになっています。振替納税において思わぬ延滞税の支払いとならないためには、預金残高によく注意することが大切です。

下條公認会計士事務所

Copyright(C)2008 下條公認会計士事務所 All Rights Reserved.